ダイバーシチブランチ選択アダプティブアレーと等化器の従属接続干渉キャンセラによる移動通信システムの下り回線特性

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タイトル別名
  • Down-link Performance of Moble Communication System Employing Interference Canceller Combining Diversity Branch Pre-selecting Adaptive Array and Cascaded Equalizer

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抄録

筆者らは, 以前にシングルビーム形成型のダイバーシチブランチ選択アダプティブアレーと, 最ゆう推定等化器を組み合わせた高利得干渉キャンセラを提案している. このシステムは, 1つのアンテナ指向性パターンで, ダイバーシチブランチとなる所望波と遅延時間の短い遅延波を選択するため, これらの信号の到来方向が接近している場合でも十分なパスダイバーシチ利得が得られる. 本稿では, このキャンセラをTDMAのセルラー基地局に適用し, 移動局側に1シンボル遅延までを等化できる等化器を搭載した移動通信システムを想定し, 送信アダプティブアレーと受信等化器による下り回線の通信品質向上効果について検討・評価を行なった. その結果, 通信速度に対して移動局の移動速度が十分遅いと, 下り回線においても上り回線と同様にパスダイバーシチ利得が得られることが明らかになった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552351309568
  • NII論文ID
    110003304645
  • NII書誌ID
    AN10060822
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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