時間領域データを用いた高分解能多重波伝搬推定

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タイトル別名
  • High-Resolution Analysis of Multipath Propagation Using Time-Domain Signals

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抄録

ディジタル無線通信において, 多重波による波形歪みは高速伝送の大きな妨げとなる.従って, 各多重波の遅延時間の推定が重要である.本稿では信号の到来方向の違いを利用して信号相関を抑圧し, 時間領域で測定されたデータにMUSIC法を適用する手法を提案するとともに, その分解能特性を示した.その結果, SNRが30dB以上では高精度な推定が可能である事が分かった.また, PN符号を送信し, そのスライディング相関出力にMUSIC法を適用する事によりSNRを向上させ, 推定制度を改善できる事を示した.さらに, この手法を応用し, 遅延時間と到来方向を同時に推定する二次元MUSIC法の定式化を行い, 高分解能性を示した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502303269760
  • NII論文ID
    110003305164
  • NII書誌ID
    AN10060822
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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