書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on a Cascading Scheme of MMSE Adaptive Array and MLSE
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抄録
従来のMMSEアダプティブアレーとMLSEの縦続接続構成法ではインパルス応答の一部を固定する拘束条件が必要となるため, 拘束した信号成分に対応するパスと干渉波が近接した場合に出力SINRが低下し, 遅延波電力を有効利用できないという問題が生じていた.本稿では, 従来方式の問題点を改善し, 遅延波電力が有効に利用できるパラメータ推定法を提案する.指向性パターンから出力SINRを評価した結果, 提案方式は出力SINRが低下する頻度を減少させることがわかった.また, 準静的フェージング環境における平均誤り率特性を比較した結果, 平均誤り率1.0×10^-2において提案方式は従来方式に対して2dB, 平均誤り率1.0×10^-3では3dBの利得があり, 提案方式が従来方式より遅延波電力を有効に利用できることが明らかになった.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
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電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム 98 (159), 39-45, 1998-06-29
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105977281268224
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- NII論文ID
- 110003305202
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- NII書誌ID
- AN10060822
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles