部分例示に基づく定理自動証明

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  • Theorem Proving Based on the Partial Instantiation Technique
  • ブブン レイジ ニ モトズク テイリ ジドウ ショウメイ

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抄録

定理自動証明に対するこれまでの研究として,1965年にRobinsonによって提案された導出原理に基づくさまざまな方法,戦略などが提案されており,現在の定理証明システムの多くはこの導出原理に基づいている.これに対して,Jeroslowは1988年に部分例示手法を提案している.しかしながら,Jeroslowの提案した方法は関数記号を含まない論理式のみを対象としていること,また,節形式を前提としていないために効率が悪いことなどの欠点があった.筆者らはこのこのJeroslowの方法を改善して,関数記号を含まない節形式の論理式の充足可能性を判定する手続きを提案して,その有効性を示している.本論文では,この手続きを拡張した定理証明手続きを提案する.すなわち,関数記号を含む論理式を扱えるようにしている.また,本手続きが完全であることの証明を与える.更に,比較実験を行い本手続きの有効性について検討する.

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