重回帰分析に基づく頭部伝達関数の推定

• 西野, 隆典

• 中井, 勇祐

• 武田, 一哉

• 板倉, 文忠

書誌事項

タイトル別名

• 電気音響,音響一般 重回帰分析に基づく頭部伝達関数の推定
• デンキ オンキョウ オンキョウ イッパン ジュウ カイキ ブンセキ ニ モトヅク トウブ デンタツ カンスウ ノ スイテイ
• Estimating Head Related Transfer Function Using Multiple Regression Analysis

抄録

ヘッドホン受聴による立体音場呈示では，頭部伝達関数（HRTF）を用いることで，音源定位が可能となる．しかし，HRTFは音源方位及び被験者の頭部・耳介等の形状に依存した特性関数であるため，すべての方位及び被験者について測定するのは現実的ではない．本論文では，HRTFが頭部・耳介といった物理的形状に依存した特性関数であることに着目し，重回帰分析を用いてHRTFと物理的形状との関係を調査し，HRTFの推定を行った．実験結果から，1 kHzから8 kHzの帯域のHRTFを合成した場合に，78標本の全方位（72方位）の平均でスペクトルひずみは3.3 dBとなった．また，各身体的特徴量がHRTFの主成分に及ぼす寄与率を求めたところ，水平面上のHRTFに対しては，両耳間距離や頭囲が寄与することが確かめられた．

収録刊行物

• 電子情報通信学会論文誌

  電子情報通信学会論文誌 J84-A (3), 260-268, 2001-03-01

  電子情報通信学会

キーワード

• 頭部伝達関数
• 頭部・耳介形状
• 重回帰分析
• 主成分分析
• スペクトルひずみ

詳細情報

• CRID: 1050845763729226368
• NII論文ID: 110003313642
• NII書誌ID: AN10013345
• HANDLE: 2237/12664
• NDL書誌ID: 5693607
• ISSN: 09135707
• Web Site: https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/10819
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5693607
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: journal article
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles