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Abstract
本論文では, 周期閃光刺激の色の交替が脳波に与える影響を評価することを目的として, 交互に点滅する2色の閃光刺激に対するα波の時間・空間応答を調べ, 安静時及び単色刺激時におけるα波の特性と比較した.その結果, 頭皮上各部位のα波は, 刺激の色の組合せにかかわらず, 単色刺激の場合と同様に, 刺激周波数にその周波数がシフトする引込みを示した.頭皮上の空間的な振幅分布や位相差分布は, 赤・青の組合せを除いた2色交互閃光刺激時では, 後頭部と前頭部の振幅が他の部位よりも大きく, 頭部前後の位相が互いに反転する特性を示したが, 赤青刺激では被験者の5割以上で中心部・頭頂部の振幅が増加し, 更に頭部全体の位相差が小さくなる同相同期現象を示した.安静時や単色刺激時のα波がおおむね前者の特性を示すことから, 赤青刺激がα波に特異的な影響を及ぼす可能性が示唆された.この結果は, 結合非線形振動子系としてα波の発現メカニズムの数理モデルを考察する上で有益な知見と考えられ, 併せて, 映像などの光刺激の色の交替が脳波に及ぼす影響を評価する上でも基礎的なデータを提供している.
Journal
- The Transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. A [List of Volumes]
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The Transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. A J88-A(4), 480-489, 2005-04-01 [Table of Contents]
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
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