忘れ上手な分散型画像データベースにおけるキャッシング手法

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タイトル別名
  • Caching Methods for a Distributed Image Database Featuring Graceful Oblivion

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抄録

分散データベースシステムでは利用度の比較的高いデータをユーザの近くに置いておくこと(キャッシング)により、アクセス性の向上やネットワークを流れるトラヒックを抑える効果が期待できる。しかし、画像データのように大きなサイズのファイルを容量に限りのあるキャッシュに蓄積しておくことは効率的でない。すなわち、キャッシングの方法がシステムの有効利用の上で鍵となる。そこで我々はその方法として、各画像を階層化しておき,キャッシュされたデータを削除する時は、データをまるごと捨てるのではなく徐々に小さくしていき、キャッシュにないデータに要求があった時はサーバから差分情報を取り寄せるといったような、人がものを忘れたり想起したりするのと同じような方式を提案して、その予備的な解析を行なってきた。本稿では、計算機上でシミュレーションを行ない、より有効なキャッシング手法について検討する。

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被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552319445760
  • NII論文ID
    110003336555
  • NII書誌ID
    AN10489017
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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