111. 載距突起撮影法の検討(単純撮影 下肢)

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  • 111. Stady of new radiological projection for evaluation of 〓

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抄録

今回の載距突起撮影法により、従来の踵骨軸位像に比べ距骨との重なりがなくなり、載距突起部が、明瞭に観察できるようになった。また、本法は中距踵関節面の観察に適しており、アントンセン氏法との併用により、距骨と踵骨との関係を描写するのに適していると思われる。これらにより、踵骨3方向に本法を加える、もしくは軸位法の代わりに本法を用いることにより、踵骨の全容が明確に描出され、有用な撮影法と思われる。また、一般撮影法を検討する上で、3D画像は軟部組織の情報も加味していることから、体表面と骨との位置関係が把握しやすく、また基準点及び基準線を中心とし、回転・裁断できることにより、容易に入射角を推定することができ、3Dデータを用いることが、今後他の部位での骨X線撮影法を検討して行くうえで、有用な方法といえる。

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