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Abstract
屋久島にコウヤボウキ類の産することは,光田・永益(1984)以来知られていたが,その採品は生殖器官を欠いていたため分類学的な位置は十分な検討のされないままであった。初島(1986)は改訂鹿児島県植物目録の中で,この屋久島(鯛の川)産のものをナガバノコウヤボウキとして扱っている。しかし鹿児島大学所蔵の標本と,環境庁の三浦金徳氏に送っていただいた標本とを検討した結果,本植物はナガバノコウヤボウキに近縁ではあるが,別種として区別すべきものであると判断された。新種Pertya yakushimensisシマコウヤボウキと命名する。本種は1)葉がほとんど無毛である,2)総苞の基部に鱗片状小葉を有する,3)痩果の上部に腺毛が著しく,冠毛の下部にまで現れる,4)痩果の毛がほとんどない,5)短枝上の葉が5~9枚と多い,などの諸点でナガバノコウヤボウキと区別される。
Journal
- Acta phytotaxonomica et geobotanica [List of Volumes]
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Acta phytotaxonomica et geobotanica 39(1〜3), 67-70, 1988-06-25 [Table of Contents]
The Japanese Society for Plant Systematics