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Abstract
ショウジョウハグマ属は全世界の熱帯から亜熱帯に広く分布するキク科植物である。日本では琉球列島にムラサキムカシヨモギ, 別名ヤンバルヒゴタイが顔をだすぐらいであるが, 世界にはおよそ1000種あるとされている。多くの熱帯産の植物群と同様で, 属全体のモノグラフはまだ出来ていない。これまでに報告された染色体数によると(まだ観察されていない種の方が多いが), 新世界の群はX=10を基本とし, 旧世界の群はX=9を基本としているようである。私が調べたタイ国産8種でもX=9を基本とするものであった。数度にわたる植物調査によって, かなりこの属の標本も集積されてきたが, およそ25あるとされる種の実体は未だによくつかめていない。ここではそのうち比較的実体のよく把握された群としてデカニュウルム節をとりあげた。果実に明瞭な10稜があること, 冠毛が内側1列かまたは外側の冠毛が容易に脱落すること, 総苞片の先端が鈍頭であることなどが主な特徴である。6種のうち4種は藤本で, 2種は大型の草本である。藤本ではよい標本が多数得られ, 葉形変異にかなり幅のあることがわかる一方, 葉裏の毛が種のよい指標となることが判明した。そこで, 葉形が種の特徴になるとして記載された2種(Kerr, 1936)を既存の種と同じとみなした。
Vernonia sect. Decaneurum in Thailand is taxonomically examined. Four species of woody climbers and 2 species of shrubby herbs are recognized in the section. They are Vernonia andersonii, V. eberhardtii, V. garretiana, V. scandens, V. divergens and V. saligna.
Journal
- Acta phytotaxonomica et geobotanica [List of Volumes]
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Acta phytotaxonomica et geobotanica 44(1), 29-34, 1993-08-30 [Table of Contents]
The Japanese Society for Plant Systematics