橋出血後に変温症をきたしrewarming shockにより死亡した1例

• 西尾 陽一

  斎藤記念病院脳神経外科

• 高羽 通康

  斎藤記念病院脳神経外科

• 小山 新弥

  斎藤記念病院脳神経外科

• 福田 修

  斎藤記念病院脳神経外科

• 斎藤 隆景

  斎藤記念病院脳神経外科

• 遠藤 俊郎

  富山医科薬科大学医学部脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Rewarming Shocks in a Poikilothermia Patient due to a Pontine Hemorrhage : A Case Report

抄録

41歳男性で,橋出血後に31〜41℃台の著しい体温変動を示す遷延性意識障害に陥り,10ヵ月の持続の後,低体温からの復温過程でショック(rewarming shock)および播種性血管内凝固症候群をきたし死亡した症例を経験した.脳卒中後の体温調節障害による低体温からの復温過程でのショックおよび播種性血管内凝固症候群発症の報告例はないが,このような患者ではより厳重な体温管理が重要である.

収録刊行物

• Japanese Journal of Neurosurgery

  Japanese Journal of Neurosurgery 11 (6), 421-424, 2002

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• rewarming shock
• poikilothermia
• pontine hemorrhage

詳細情報

• CRID: 1390282679383073792
• NII論文ID: 110003812415
• NII書誌ID: AN10380506
• DOI: 10.7887/jcns.11.421
• ISSN: 21873100
• ISSN: 0917950X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/11/6/11_KJ00002978554/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2002278686
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可