書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Ossified Epidural Hematoma
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抄録
頭部外傷後約1年間の経過で, 無症候だった外傷性硬膜外血腫の内側血腫被膜が骨化し, さらに増大, 頭蓋内圧亢進症状を呈したために, 開頭摘出手術を要した1例を経験した.被膜構造を観察すると, 内側血腫被膜の硬膜面には厚さが5〜10mmの骨化層が形成されており, 病理学的にも内側血腫被膜の中間層には骨芽細胞の出現が確認された.したがって, 骨化の成因は経過観察中に被膜内の原始間葉細胞が骨芽細胞へと分化し, 骨へのmetaplasiaが生じ, 内側血腫被膜の血腫側より硬膜側に向かいlamellar boneの増生が起こったと考えた.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 7 (3), 187-191, 1998
日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679385127040
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- NII論文ID
- 110003813215
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可