経上顎洞アプローチで整復, 再建術を行ったblowout fracture : ePTFEシートを用いた方法

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  • Reconstructive Surgery for a Blowout Fracture using ePTFE Sheet via Transmaxillary Approach

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抄録

サッカーの試合中に受傷し, 複視を呈した14歳, 男子の眼窩底blowout fractureに対して, 受傷後15日目に, 経上顎洞アプローチによる整復, 再建術を行った, 眼窩底の再建には, expanded polytetrafluoro ethylene(ePTTE)シートを1枚は眼窩内に置き, もう1枚は上顎洞内から貼り付け, 2枚のシートの間には骨折片を砕いたものを挟み込む方法をとり, 好結果が得られた.手術適応については依然議論の多いblowout fractureであるが, 2週間の内科療法および外眼筋牽引の無効例に対しては, 積極的に整復, 再建を行うべきであると考えられる.術式は, 個別の症例の特異性を考慮して選択すべきであろう.

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