側脳室脈絡叢血管腫の1例

• 松本 義人

  香川医科大学脳神経外科

• 国塩 勝三

  香川医科大学脳神経外科

• 本間 温

  香川医科大学脳神経外科

• 長尾 省吾

  香川医科大学脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Choroid Plexus Angioma of the Lateral Ventricle

抄録

今回われわれは側脳室脈絡叢血管腫を経験したので報告する.症例は61歳の男性.神経学的には左下1/4半盲が存在したが, 既往歴に脳卒中などを含めて特記すべきものはなかった.画像上, ヘモジデリン沈着があったため血管性病変が疑われ, また, 神経膠腫との鑑別も必要と考え手術を施行した.手術は, すでに左下1/4半盲が存在していたため, 経後頭葉皮質切開法を用いた.病理診断は血管腫であった.術中にも過去の出血の所見が認められ, 文献的にも脈絡叢血管腫は重篤で, なおかつ繰り返す出血も少なくない.この部位の病変は正確な画像診断のもと外科的治療が必要と考えられた.

収録刊行物

• Japanese Journal of Neurosurgery

  Japanese Journal of Neurosurgery 8 (11), 738-741, 1999

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• choroid plexus
• angioma
• MRI
• intraventricular hemorrhage

詳細情報

• CRID: 1390001204410085376
• NII論文ID: 110003813308
• NII書誌ID: AN10380506
• DOI: 10.7887/jcns.8.738
• ISSN: 21873100
• ISSN: 0917950X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/8/11/8_KJ00002979729/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2000069345
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可