非典型的MRI所見をとったmedulloblastomaの1例

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  • A Case of Medulloblastoma with Atypical MRI Appearance

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抄録

嘔吐および活動性低下を主訴として近医小児科を受診した,生後11カ月,女児の症例.前医でCTを施行され,後頭蓋窩の腫瘤性病変と水頭症を指摘された.このため当院転院となり,緊急で脳室ドレナージを施行した.その後のMRIで,腫瘤は中脳背側より発生し,遺影効果をほとんど認めなかった.この所見より,われわれは術前に自信をもって,髄芽腫の診断をくだすことができなかった.文献的には,髄芽腫の画像所見に一定した意見はなく,当症例のごとく非典型的なMRI所見をとる髄芽腫も存在することを忘れないようにしなければならない.

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