複合リズム曲線とその創成手法

書誌事項

タイトル別名
  • A Method for Creating the Compound-Rhythm Curve

この論文をさがす

抄録

デザイナーは, デザイン要素である曲線を定義する際, 「曲率変化の仕方」と「ボリューム」を制御していることが, 筆者の過去の研究から明らかになった。また, それにより, 筆者は, 「曲率変化の仕方」と「ボリューム」を制御して, 逆に曲線を創成する手法の開発も行った。ただし, この手法では, 「曲率変化の仕方」が一様な単調リズム曲線のみしか扱えなかった。しかし, 自動車などの曲線を解析した結果, 2種類以上の単調リズム曲線が複合して曲線を構成する複合リズム曲線が, 数多く用いられていることが確認された。そこで, 本研究では, この複合リズム曲線の創成手法を開発することを目的とするとともに, コンピュータ上での曲線の取り扱いについても検討を行った。開発した創成手法は, この複合リズム曲線を様々な「曲率変化の仕方」の組み合わせに対し, コンピュータ上で統一的に扱うことができ, 新しいCADシステムの曲線創成方法として応用可能である。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 45 (2), 17-24, 1998

    一般社団法人 日本デザイン学会

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205410475392
  • NII論文ID
    110003825085
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.45.17
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ