研究領域別にみた研究者の雑誌利用 : 大学図書館の建築計画に関する研究・4

書誌事項

タイトル別名
  • PERIODICAL USE OF RESEARCHERS VIEWED FROM ACADEMIC FIELDS THEY BELONG TO : A Research for Academic Library Planning No.4
  • ケンキュウ リョウイキベツ ニ ミタ ケンキュウシャ ノ ザッシ リヨウ ダイ
  • 大学図書館の建築計画に関する研究-4-研究領域別にみた研究者の雑誌利用
  • ダイガク トショカン ノ ケンチク ケイカク ニカンスルケンキュウ 4 ケンキ

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抄録

本論文では, 研究者の研究活動における雑誌利用について, 雑誌1タイトル当りの利用者数, 研究者一人当りの和洋別利用種数, ならびに研究者の研究領域と雑誌の主題部門との関係などを, 設定したA, B 2種類の利用形態とともに明らかにした。もとより, 本調査研究は調査対象を筑波大学の教官に限定しているため, 研究領域別にみた場合, 調査母数およびその中でのさらに細かい研究内容という点で, 部分的には片寄りがあるものと思われ, ここに示した結果が, ただちに充分な一般性をもっているとは言えない。しかし, 同種調査をさらに多数の大学等で実施するにしても全研究領域について片寄りなく調査対象者を選定することはかなり困難であること, 研究者の研究情報に大きな比重を占める雑誌の利用の状況について, 今迄その実態が限定つきにせよ明らかになっていないことから, 本論文に示した結果は, 雑誌利用の面からみた研究領域相互の近接性の傾向を知る上で有効であり, 従ってキャンパス内ならびに図書館内での学術雑誌の配置のあり方や, 雑誌の共同購入の可能性などについて考究するための一つの検討資料として利用することには有効であろうと考える。なお, 本論文の骨子は文-3, 文-4において既に発表している。本論文はそれらを一つにまとめたものであるが, その際, 人文社会系の研究領域を細分化しすぎていた点等の研究者の研究領域・雑誌主題部門のグルーピングの方法や, 表の表現方法等について再検討を行ない, 一部を変更し, それにともなう再集計を行なった上でまとめたものである。

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