判別分析によるモアレ画像からの脊柱側彎症自動識別

書誌事項

タイトル別名
  • Automatic Scoliosis Detection Based on Discriminant Analysis
  • ハンベツ ブンセキ ニ ヨル モアレ ガゾウ カラ ノ セキチュウ ソクワンショウ ジドウ シキベツ

この論文をさがす

抄録

本稿では,人背面モアレ像からの脊柱側彎症自動識別法について述べる。人背面モアレ像は正常例であればほぼ左右対称を示しているが,異常例ではモアレ縞のひずみによる左右非対称が現れる。そこで,脊柱側彎症のもつ非対称の特徴を利用して,モアレ画像から対称性解析を行うことにより,脊柱側彎症の自動識別を行う。提案法では,図形の近似的対称性解析法により対称基準を求め,対称基準を境とする左右領域内の重心位置のずれと濃度差の分布の違いを特徴量として求める。これらの特微量を正常例・異常例について求め,判別分析を行い,正常・異常の自動分類を行う。提案法を用いて1,200例の実モアレ画像に対して分類実験を行った結果, 84.72%の分類率が得られた。

収録刊行物

参考文献 (19)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ