時間相の集約化による合併効果の分析モデル

• 松丸 正延

  山梨学院大学

• 山下 洋史

  山梨学院短期大学

• 尾関 守

  早稲田大学

書誌事項

タイトル別名

• An Analyitical Model for the Effects of Mergers by the Compression of the Time Mode

抄録

企業合併の効果を定量的分析モデルによって推定する際, 一般に, この効果は年度あるいは期ごとに与えられる.通常, 期待される結果は, 単一期の効果ではなく複数の期を総合的にみた場合の効果である.すなわち, 時間相(mode)が残るため, 合併が成功だったか否かを判断するには, 時間相の集約化が必要となる.本研究では, 合併効果の分析の際の被説明変数に, 時間相の集約化のためのパラメータを導入したモデルを提案する.そして, 実際に合併を行った企業のデータを用いて, 提案した時間相の集約化による合併効果のモデルの実証分析を行い, その妥当性・有効性を検討する.さらに, 合併効果の推定値における時間相を集約化するための方法として, 企業外部者の評価による方法と, 提案した方法を取り上げ, 2つのアプローチの特徴・問題点を比較・検討する.

収録刊行物

• 日本経営工学会誌

  日本経営工学会誌 44 (1), 57-63, 1993-04-15

  公益社団法人 日本経営工学会

詳細情報

• CRID: 1390001288103023104
• NII論文ID: 110003936049
• DOI: 10.11221/jimapre.44.1_57
• ISSN: 24329983
• ISSN: 03864812
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可