ラットの脳における c-fos 発現に対する歯科的侵害刺激の影響

NDLデジタルコレクション 参考文献23件
  • 中川,浩一
    Department of Orthodontics, Faculty of Dentistry, Osaka University
  • MORIYAMA,Hiroshi
    Department of Orthodontics, Faculty of Dentistry, Osaka University
  • SATOH,Keiji
    Department of Psychiatry, Shiga University of Medical Science
  • YAMASHIRO,Takashi
    Department of Orthodontics, Faculty of Dentistry, Osaka University
  • TAKADA,Kenji
    Department of Orthodontics, Faculty of Dentistry, Osaka University

書誌事項

タイトル別名
  • The effect of dental noxious stimulation on c-fos expression in the rat brain

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抄録

ラットの脳における前早期遺伝子c-fos発現に対する歯科的侵害刺激の影響を, Fosに対する免疫組織化学を実施することにより調べた.Pentobarbital麻酔下で, 実験群ラットの第一臼歯を片側性(左側)に抜去した.実験群のラットでは, 抜歯により, 視床の室傍核の前後部, 視床下部室傍核および中脳のEdinger-West-phal核において, Fos免疫陽性ニューロンに有意の増加が認められた.両側の視床下部室傍核において, Fos免疫陽性ニューロンの数に左右差は認められなかった.これらの結果から, 歯科的侵害刺激は, 痛みの感覚伝導路以外に位置する多くのニューロンで, c-fos発現に対する影響のあることが示唆された.

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参考文献 (23)*注記

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