トゥースピックによる歯間乳頭マッサージの血流促進効果の評価

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  • Evaluation of Stimulatory Effects on Blood Flow after Interdental Papillary Massage with a Toothpick

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抄録

トゥースピック(デンタルピック ® 以下トゥースピックKと表記)の歯間乳頭マッサージによる血流促進効果を歯間ブラシとの比較で,レーザードップラー血流計を用いて,22名の女子短大生を対象として評価した。トゥースピックKによるマッサージ効果は,マッサージ前後で血流値が16.0±6.5(ALF値)と19.5±5.7(ALF値)となり,歯間ブラシではマッサージ前後で15.2±5.9(ALF値)と18.1±4.7(ALF値)となって,両者ともにマッサージ前後で比較して有意差がみられた(p<0.05)。さらに,これら補助清掃器具による被検者個々人に対する,トゥースピックKによるマッサージ前と後の血流量の相関係数(r)は0.83(p<0.05)となり,よく相関していた。これらの結果から,トゥースピックKが歯間ブラシと同等のマッサージ効果を有すること,被検者は一人ひとりがマッサージ前の血流量値に応じた上昇幅を示すことが示唆された。

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