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- 田浦 勝彦
- 東北大学歯学部予防歯科学教室
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- 坂本 征三郎
- 東北大学歯学部予防歯科学教室
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- 坂本 昌子
- 奥羽大学歯学部口腔衛生学教室
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- DOUGLASS Chester W.
- Department of Oral Health Policy and Epidemiology, Harvard School of Dental Medicine
書誌事項
- タイトル別名
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- Is "8020" an Attainable Goal? : Prediction of Future Number of Remaining Teeth of Japanese Adults; Based on Data From the Survey of Dental Diseases in Japan
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抄録
8020(80歳になっても自分の歯を20本以上保つ)運動が展開されているが,現状では8005である。果たして8020を達成することは可能であろうか。本研究では過去6回実施された歯科疾患実態調査成績を資料として,日本の歯科医療,予防策,国民の口腔保健意識が現状の勢いで向上し続けると仮定した場合の8020の到達時期を推定した。資料を6年間隔の年齢群に分けて,平均残存番数を算出した。次に,年齢群別に各調査閲における歯の喪失率を算出した。歯の喪失率には年齢群によって相異した経年変化が認められたので,各年齢群の喪失歯率の変動について回帰分析を行い,今後の喪失歯率を計算し,将来の残存歯数を推定した。74〜79歳群での残存歯数は1999年で7.7歯,2011年で10.5歯,2035年で15.4歯と増加し,2065年に至っては21.0歯,さらに2071年では21.6歯が残存すると推定された。従って,8020が実現するのは,現状の勢いで歯科保健が向上すると仮定した場合,2065年,あるいは2071年以降になると予測された。
収録刊行物
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- 口腔衛生学会雑誌
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口腔衛生学会雑誌 45 (1), 28-34, 1995
一般社団法人 口腔衛生学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205002608512
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- NII論文ID
- 110004017362
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- NII書誌ID
- AN00081407
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- ISSN
- 21897379
- 00232831
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可