幼・小接続期「かがく」の研究 : 幼・小接続期「かがく」

Search this article

Abstract

子どもは環境と主体的にかかわって遊ぶ中で、事象の性質や仕組みを理解し、自らの世界を広げていく。本研究では、子どもらしい学びを具現するために、幼稚園と小学校の学校文化の違いによる段差を埋める中間ステップとして「幼・小接続期」を設け、発達段階をふまえた総合的に学ぶカリキュラムの編成を試みた。まず、科学教育推進の幼小中連携カリキュラムにかかわる研究開発の立場から幼稚園年長児11月から小学校1年生7月までの期間、「幼・小接続期『かがく』」を設けることとした。幼・小接続期「かがく」においては、科学に関する内容(自然事象、数量・図形)を合わせて扱うようにし、附属幼稚園の新内容領域「かがく」から、1年生9月以降、「自然科学科」と「算数科」の2教科へと分化していくようにする。本実践では、子どもが自然事象についてもった仮説を主体的に数量で検証したり、自然事象と数の抽出や増減、加減の変化と結びつけて統合的にとらえたりして、概念を形成していく姿と、その支援の在り方を明らかにした。

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top