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Abstract
グローバライゼーションは,企業の多国籍化を進めた。ことに80年代の後半からの円の高騰により,日本企業の生産拠点の海外移転・日本企業の国際化が本格化した。時期を同じくして,企業人に限らず,研究者の間でも議論になったのは日本的経営の海外移転可能性についてである。移転可能性を論じる前に前提条件となるのは,進出先の経営文化の把握である。ここでは,サランディプティー(予期せぬ発見の島)と呼ばれる現在のスリランカに焦点を当てている。スリランカではすでに100件以上の日系企業が生産活動を行っており,その数も年々増加の一途をたどっている。経営文化摩擦も多く存在している。スリランカの経営文化について言えば,仏教を基盤として形成された古来の経営文化や価値観と,130年間にわたるイギリス植民地支配中に培われたイギリス式経営文化の複雑に融合した独自の経営スタイルがスリランカには存在する。本稿は,既存のスリランカ式経営の形成について再検討しながら,それが日本的経営の下では摩擦を生じる潜在的原因になるのかについて議論している。
Journal
- Bulletin of the Faculty of International Studies, Yamaguchi Prefectural University [List of Volumes]
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Bulletin of the Faculty of International Studies, Yamaguchi Prefectural University 10, A29-A49, 2004-03-25 [Table of Contents]
Yamaguchi Prefectural University