マイクロプレートを用いた雄シバヤギ血漿中5α-ジヒドロテストステロンの酵素免疫測定法

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タイトル別名
  • Microtitre Plate Enzyme-immunoassay for Determination of 5α-Dihydrotestosterone in Shiba-goat Blood Plasma
  • マイクロ プレート オ モチイタ オス シバヤギ ケッショウ チュウ 5 アルファ ジヒドロテストステロン ノ コウソ メンエキ ソクテイホウ

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抄録

雄シバヤギ血漿中5α-ジヒドロテストステロン(5α-DHT)に関する酵素免疫測定法(EIA)について検討した。抗血清は抗5α-DHT-11α-Succinate-BSAを、酵素標識ホルモンには5α-DHT-11α-Succinate-peroxidase(5α-DHT-HRP)を用いた。抗血清は100000倍に希釈・使用が可能であった。また、抗血清にはテストステロンが30%交叉反応するため、Bond Ekut CN-Uを用いたカラムクロマトグラフィーによる精製を行い、被検血漿中の5α-DHTとテストステロンを分離・測定した。その結果、酢酸エチル:ベンゼン=2:98の展開液を流したところ、1.00-4.25mlの範囲に5α-DHTが溶出された。添加回収試験において添加量0.1-1.0pgの各濃度での回収率は、平均100.45%±2.13となった。再現性試験における頸静脈血および精巣静脈血の測定内変動係数(n=6)は各々6.38%および5.94%となり、測定間変動係数は8.36%ならびに11.53%となった。以上の結果から、雄シバヤギの血漿中5α-DHT濃度を、本法を用いて測定することが可能であることを明らかにした。

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