アトピー性喘息病態への細胞内サイトカインシグナル抑制因子の関与(第1回日本アレルギー学会学術大会賞受賞論文)

  • 井上 博雅
    九州大学大学院医学研究院附属胸部疾患研究施設

書誌事項

タイトル別名
  • ALLERGIC ASTHMA AND INTRINSIC INHIBITORS OF CYTOKINE SIGNALING
  • アトピー性喘息病態への細胞内サイトカインシグナル抑制因子の関与
  • アトピーセイ ゼンソク ビョウタイ エ ノ サイボウ ナイ サイトカインシグナル ヨクセイ インシ ノ カンヨ

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抄録

アトピー性喘息の病態にはTh2サイトカインが関与している.このサイトカインシグナルを抑制的に制御する機構の中にSOCS (suppressor of cytokine signaling)ファミリー分子とSPRED (sprouty-related protein with EVH-1 domain)ファミリー分子がある.SOCS3はIL-12依存性のSTAT4活性化に抑制的に働くことによりTh2分化を亢進することにより, SPRED-1はIL-5依存性のERK活性化を抑制して, アレルギー性喘息反応の制御に重要な役割を担っている.

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 55 (1), 1-9, 2006

    一般社団法人 日本アレルギー学会

参考文献 (27)*注記

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