間テキスト的読解による景観生成に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Landscape Production through Intertextual Reading
  • Study on Landscape Production through I

この論文をさがす

抄録

本論文の目的は, ポスト構造主義的な観点から都市テキストの生産プロセスとその読解プロセスを江戸名所図会に即して分析することである。<BR>都市テキストの生産プロセスについては, 寺社名所を分析した結果, 変異的摂動を伴う谷戸地形の無限反復特性が認められた. また読解プロセスについては, 視点, 視線の逐次移動に着目し, 複数個の部分テキストの二項対立連鎖としてテキストの意味生成が行われており, これはデリダ (Derrida) の差延的散種 (dissemillation) 他ならないことを示した。<BR>最後に, 視点変動から独立した「構造」との対比としての散種ならびに風景内風景を含めてメタ・ランドスケープの概念を風景の拡張概念として提唱した。

収録刊行物

参考文献 (20)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ