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Abstract
乳癌に罹患し、手術するも再発転移し、余命1、2年と告知された女性来談者との2回に渡る面接過程を報告した。主訴は「残された生をバランスを取って生きたい」であった。その事例に対して「偉大な力 (神)」を前提とするAAの「12ステップ」の原理に基づいて書かれ、人としての霊的成長を志向する書物の読書等を提案した。このように目前の死を自覚した事例や人間存在に対する根源的な痛みを持つ事例等に対する心理面接においては、面接者の姿勢が特に問われるが、その重要な姿勢の一つは「無力」であると論じた。またターミナルケアやスピリチュアルケアに関わる際に求められる対応や資質に関して、その内容を紹介した。
Journal
- 福岡女学院大学大学院紀要 : 臨床心理学 [List of Volumes]
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福岡女学院大学大学院紀要 : 臨床心理学 2, 45-52, 2005-03-31 [Table of Contents]
Fukuoka Jo Gakuin University