2.キチンフェルトを用い骨盤隔膜形成術を実施した会陰ヘルニアの犬の1例(第20回 日本獣医畜産大学学術交流会)
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抄録
4ヵ月前から排便困難を起こして来院し,右側の会陰ヘルニアと左側会陰部直腸の軽度の拡張を認めた10歳11ヵ月のミニチュアダックスフントの雄に対し,会陰ヘルニア整復術を実施した。去勢手術および輸精管腹壁固定術および結腸腹壁固定術,直腸にキチンフェルトを巻き骨盤隔膜形成術を実施した。フェルトによる骨盤隔膜形成術において,左側のフェルトを腹腔にまで導き,腹腔側から結腸と共に頭側に索引して腹腔後端の腹壁に縫着した。術後7日間は会陰部の軽度の浮腫を認めたが,その後浮腫は消失し6ヵ月後の現在まで会陰ヘルニア再発の徴候はみられず,良好に経過している。
収録刊行物
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- 日本獣医畜産大学研究報告
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日本獣医畜産大学研究報告 54 127-128, 2005-12-01
日本獣医生命科学大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105976802366080
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- NII論文ID
- 110004638277
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- NII書誌ID
- AN00191904
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- ISSN
- 03738361
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles