<原著>看護職の職業意欲に関する研究 : 脳神経外科病棟における意欲を高める要因と削ぐ要因

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タイトル別名
  • <ORIGINAL ARTICLES>A study on the working desire of the nursing staff : On the factors that increase and decrease the desire in the neurosurgical wards
  • 看護職の職業意欲に関する研究--脳神経外科病棟における意欲を高める要因と削ぐ要因
  • カンゴショク ノ ショクギョウ イヨク ニ カンスル ケンキュウ ノウ シンケイ ゲカ ビョウトウ ニ オケル イヨク オ タカメル ヨウイン ト ソグ ヨウイン

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抄録

脳神経外科病棟では, 遷延性意識障害をはじめ, 運動あるいは言語障害など何らかの障害を持つ患者が大半を占めている。その患者を日々直接的にケアをしている看護者には, 意欲的に働いている者も燃え尽きている者もいる。この職業意欲に影響をおよぼす要因を明らかにする目的で, 同意を得られた脳神経外科病棟に勤務する看護者15名に, 半構成的面接法による質的な研究を行なった。その結果, 意欲に影響を及ぼしているのは, 「患者の状態」「患者の反応」「家族の姿」「家族の反応」「医師との関わり」「上司の関わり」「同僚の姿」「同僚の反応」「自己の看護の質」「自己の役割遂行」「環境的要因」「第三者の評価・支援」の12要素であった。そのうち, 脳神経外科病棟に特有なのは, 「患者の状態」「患者の反応」「家族の姿」の3要素であることが示唆された。

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被引用文献 (2)*注記

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