工学と芸術を融合する若い息吹:6.観賞者参加型の三次元映像ディスプレイ

書誌事項

タイトル別名
  • 観賞者参加型の3次元映像ディスプレイ
  • カンショウシャ サンカガタ ノ 3ジゲン エイゾウ ディスプレイ
  • The Youthful Energy for Integration of Engineering and Arts:User-oriented 3-D Display

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抄録

立体知覚に関する研究は古く,立体視要因としては紀元前から知られていた両眼視差(左右の眼で異なる映像を見ること)をはじめとして,輻輳(両眼が1点を見るための内向の回転),調節(水晶体の焦点あわせ)など計10項目ほどが知られている.そして主に両眼視差により「立体映像」を知覚させる立体ディスプレイについてはすでに製品化された例も少なくない.しかしながら,現状は立体ディスプレイの本格的普及には程遠い.その普及を阻む原因の1つは鑑賞時のストレスであると思われる.東芝では,手を伸ばして触れたくなるような存在感を伴った,自然な「3次元映像」を表示することを主眼に3次元ディスプレイの開発を進めている.本稿では,これまでに開発した技術と,自然な3次元映像に期待される新たな映像表現について紹介する.

収録刊行物

  • 情報処理

    情報処理 47 (4), 368-373, 2006-04-15

    東京 : 情報処理学会 ; 1960-

被引用文献 (7)*注記

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参考文献 (5)*注記

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