連棟ハウスの温風送風式融雪システムにおける最大融雪能力の推定と能力向上のための試算

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  • Estimation of the Maximum Performance of a Melting Snow System Using Heated Air for Multi-span Greenhouses and Improvement of the Performance

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抄録

連棟ハウスの温風送風式融雪システムにおいて,融雪能力の最大値を推定することを目的に,屋外実験により融雪量の経時的変化を評価するとともに,屋根面からの熱伝達量を数値計算で求めた.その結果,屋外実験で得られた融雪量の実測値は,降雪量の経時的変化とほぼ同様に推移し,最大で1.6kg・m^<-2>・h^<-1>であった.また,数値計算で得られた融雪量の推定値は2.0kg・m^<-2>・h^<-1>に相当し,強制対流領域による割合が全体の75%を占めた.したがって,強制対流領域の熱伝達に影響する送風ダクトの最適化により,さらに融雪能力が向上すると考えられる.例えば,送風ダクトを2段4列に増設した場合の融雪量を試算すると,1段2列の場合に比べて18%増加する.しかし,自然対流領域での熱伝達量が全体に占める割合は低く,保温用カーテンの開放は融雪能力の向上にあまり関与しないと考えられる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763106370048
  • NII論文ID
    110004737706
  • NII書誌ID
    AA11646210
  • DOI
    10.20809/seisan.13.1_29
  • ISSN
    24242403
    13410156
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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