北海道産 Amicula gurjanovae Yakovleva, 1952 オニヒゲヒザラガイ(新称)の記載

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タイトル別名
  • An Occurrence of Amicula gurjanovae Yakovleva, 1952 (Polyplacophora : Mopaliidae) from Hokkaido with an Extended Description
  • 北海道産Amicula gurjanovae Yakovleva,1952オニヒゲヒザラガイ(新称)の記載〔英文〕
  • ホッカイドウサン Amicula gurjanovae Yakovleva 1

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抄録

宗谷海峡イースト瀬(水深45m)から採集された体長12cmに及ぶ巨大なヒザラガイの1種は, 研究の結果, Amicula gurjanovae Yakovleva, 1952オニヒゲヒザラガイ(新称)であることがわかった。本種の肉帯には長い粗毛の束がはえていて, 殻板には殻頂付近から歯隙に向かって伸びる鋭い稜があり, 歯舌の縁歯には鋸歯があるなどの特徴がある。Yakovleva(1952)によると日本海・オホーツク海に分布するとされているが, 今回10個体の標本に基き北海道における分布が確認された。本種は瀧巌博士によってハツカヒザラガイと仮称されていたが, 正式に記述されたものはなく, また原記載も簡単なので今回詳細な形態的記載を行ったものである。

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