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Abstract
バングラデシュにあるグラミン銀行は,2003年,物乞いの組織化に着手した。本稿の目的は,物乞いに少額融資を提供し,準メンバーとして彼らの組織化を図るグラミン銀行が,「物乞自立支援プログラム」を通して,物乞いをどのようにエンパワーさせることができるのか,その可能性を考察することである。本稿では,まず,「物乞自立支援プログラム」の目的,現状,特徴,組織化を概観し,次の第2節で,筆者の調査に基づき,物乞いの生活状況とグラミン銀行とのかかわりを整理する。第3節で,物乞いのエンパワメントの可能性を,(1)融資がもたらす可能性,(2)センター集会がもたらす可能性,(3)身体に障害のある物乞いにもたらす可能性,の3つの側面から考察し,最後に,「物乞自立支援プログラム」の意味とグラミン銀行の開発における役割を述べる。
Journal
- Asian economic review [List of Volumes]
-
Asian economic review 64(1), 17-26, 2005-07-31 [Table of Contents]
Yamaguchi University