声門流における境界層特性量の推定

• 田部 洋祐

  九州大学大学院芸術工学府

• 鏑木 時彦

  九州大学大学院芸術工学研究院

• 曲淵 健太朗

  九州大学大学院芸術工学府

書誌事項

タイトル別名

• On estimating characteristic quantities of the boundary-layer for the flow through the glottis
• セイモンリュウ ニ オケル キョウカイソウ トクセイリョウ ノ スイテイ

抄録

有声音の音源である声門彼の生成機構を明らかにするために,境界層近似を用いて声門流の流体力学的な特性を推定した。本法では,声帯表面付近の空気の粘性運動を境界層の運動量方程式により表し,それ以外の主流域を非粘性流として表現することで,多様な声門形状における声門流の境界層特性量や流れの剥離位置を推定することができる。シミュレーションにより,声門形状に対するこれらの特性量の対応関係を明らかにすると共に,声帯の駆動源である圧力分布に関する検討の結果を示す。

収録刊行物

• 日本音響学会誌

  日本音響学会誌 62 (9), 662-671, 2006

  一般社団法人 日本音響学会

キーワード

• 声門流
• 流れの剥離
• 境界層近似
• 境界層の運動量方程式
• 等角写像

詳細情報

• CRID: 1390001206566177536
• NII論文ID: 110004789118
• NII書誌ID: AN00186234
• DOI: 10.20697/jasj.62.9_662
• ISSN: 24322040
• ISSN: 03694232
• NDL書誌ID: 8079004
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8079004
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可