読字障害関連遺伝子DYX1C1のペプチド核酸(PNA)を用いたスクリーニングシステムの構築 : 学習障害への分子遺伝学的アプローチ

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  • ドクジ ショウガイ カンレン イデンシ DYX1C1 ノ ペプチド カクサン PNA オ モチイタ スクリーニング システム ノ コウチク ガクシュウ ショウガイ エ ノ ブンシ イデンガクテキ アプローチ
  • Establishment of PNA screening system for the detection of DYX1C1 genes associated with dyslexia
  • III.自然科学系
  • III. Natural Sciences

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日本における読字障害は日常生活に著しい困難を示す例が少なく,一般認識も乏しい。発達性読字障害は英語圏では人口の約8%に出現すると言われている。読字障害に関しては遺伝子の関与が考えられており,フィンランドでは,DYX1C1遺伝子の1塩基多型が読字障害の発現に関連していると報告されている。日本人は英語の人種よりフィンランド人と民俗学的に近縁であるため,本邦の読字障害例においてもDYX1C1遺伝子の1塩基多型の存在が考えられる。そこで,DYX1C1遺伝子のエクソン2に存在するElk-1転写因子結合部位変異とエクソン10のコドン変異に着目し,ペプチド核酸を用いた1塩基多型スクリーニングシステム構築を試みた。

source:Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University

identifier:45

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