三原市および周辺地域におけるLD, ADHD児等の支援の現状 : アンケート調査から

書誌事項

タイトル別名
  • The Current Problems in the Support System for Children with Learning Disabilities and Attention Deficit Hyperactivity Disorders in Mihara City and the Surrounding Areas : A Questionnaire Survey
  • ミハラシ オヨビ シュウヘン チイキ ニ オケル LD ADHDジ トウ ノ シエン ノ ゲンジョウ アンケート チョウサ カラ

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抄録

乳幼児健診の事後指導,医療・福祉・教育機関における専門的指導など発達に遅れのある子どもへの支援システムが整備されてきているが,学習障害(LD),注意欠陥/多動性障害(ADHD)などの就学後に問題が顕在化する子どもへの支援は十分とはいえない。そこで,三原市およびその周辺地域におけるコミュニケーション障害児支援の現状を明らかにすることを目的にアンケート調査を実施した。本大学発達障害研究会主催「特別な支援を要する子どもの基礎理解と実践講座:LD, ADHDを抱える子どもに対する支援の実状」の参加者を対象として,232名(50.3%)から回答が得られた。その結果,学習上の問題に加えて,社会性や行動面の問題に対する支援が十分でないことが示唆された。また,家族や関係機関の専門職から,コミュニケーション障害児の早期発見,医療・保健・福祉・教育機関の連携,乳幼児期から小・中学校までの一貫した支援システムの整備が求められていることが明らかになった。

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