糖転移酵素の結晶化 : pp-GalNAc-T10(<特集>バイオ・有機材料研究の最新動向)

• 久保田 智巳

  産業技術総合研究所・糖鎖工学研究センター

書誌事項

タイトル別名

• Crystallization of Glycosyltransferase, pp-GalNAc-T10(<Special Issue>Recent Research Development in Bio-Organic Materials)
• 糖転移酵素の結晶化--pp-GalNAc-T10
• トウ テンイ コウソ ノ ケッショウカ pp GalNAc T10

抄録

ポストゲノム時代の重要な研究課題である翻訳後修飾において,糖鎖修飾は中心的な位置を占める.糖鎖の合成機構を明らかにするためには,その合成を担う糖転移酵素の立体構造解析とそれに基づいた基質特異性の本質的理解は必須である.180種類以上と言われる糖転移酵素のうち結晶構造が明らかになったのは僅か十数個であるが,その最大の理由は酵素自身が糖鎖修飾を受けている糖タンパク質であり,おそらくはそれゆえに大量発現が難しいことにある.結晶化における糖鎖の影響を解明することは,今後あらゆる糖タンパク質の結晶化に有用である.

収録刊行物

• 日本結晶成長学会誌

  日本結晶成長学会誌 33 (5), 375-380, 2006

  日本結晶成長学会

詳細情報

• CRID: 1390001205898355712
• NII論文ID: 110006154877
• NII書誌ID: AN00188386
• DOI: 10.19009/jjacg.33.5_375
• ISSN: 21878366
• ISSN: 03856275
• NDL書誌ID: 8630730
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8630730
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可