マグネシウムイオンの鎮静作用を利用したヤリイカとスルメイカの活輸送，とくに輸送後の冷凍および冷蔵試料との品質の比較

• 舩津 保浩

  酪農学園大学酪農学部食品科学科

• 川崎 賢一

  近畿大学農学部水産学科

• 臼井 一茂

  神奈川県環境農政部水産課

• 仲手川 恒

  神奈川県環境農政部水産課

• 清水 俊治

  諏訪東京理科大学電子システム工学科

• 阿部 宏喜

  東京大学大学院農学生命科学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Transportation of live squids using sedative effect of magnesium ion, with special reference to the quality difference from frozen and chilled samples
• マグネシウムイオンの鎮静作用を利用したヤリイカとスルメイカの活輸送，とくに輸送後の冷凍および冷蔵品との品質の比較
• マグネシウム イオン ノ チンセイ サヨウ オ リヨウ シタ ヤリイカ ト スルメイカ ノ カツユソウ トクニ ユソウ ゴ ノ レイトウ オヨビ レイゾウ シリョウ ト ノ ヒンシツ ノ ヒカク

抄録

ヤリイカとスルメイカを 20 mM MgSO₄ 海水（Mg-SW）に入れ，水温を約 7℃ まで下げて鎮静作用を誘導した。ガスバリア性の高い袋に Mg-SW 0.6 L とヤリイカ，Mg-SW 1.0 L とスルメイカをそれぞれ入れ，酸素封入後，5℃ で 27 時間トラック輸送した。比較として，液体窒素で凍結後，-20℃ で輸送した試料と即殺後 5℃ で輸送した試料を調製した。スルメイカの麻酔試料は冷蔵試料との官能的な違いはみられなかったが，ヤリイカの麻酔試料は冷凍や冷蔵試料に比べ，透明感や歯ごたえが良かった。<br>

収録刊行物

• 日本水産学会誌

  日本水産学会誌 73 (1), 69-77, 2007

  公益社団法人 日本水産学会

キーワード

• ATP
• アルギニンリン酸
• 活輸送
• 官能評価
• スルメイカ
• マグネシウムイオン
• 麻酔
• ヤリイカ

詳細情報

• CRID: 1390001206416052992
• NII論文ID: 110006163737
• NII書誌ID: AN00193422
• DOI: 10.2331/suisan.73.69
• ISSN: 1349998X
• ISSN: 00215392
• HANDLE: 10659/1397
• NDL書誌ID: 8669207
• Web Site: https://rakuno.repo.nii.ac.jp/records/1338
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030741896
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8669207
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可