インフルエンザウイルスの進化における共変異の変化の解析(セッション7)

  • 谷口 剛
    北海道大学,大学院情報科学研究科
  • 伊藤 公人
    北海道大学,人獣共通感染症リサーチセンター
  • 五十嵐 学
    北海道大学,人獣共通感染症リサーチセンター
  • 村上 悌治
    北海道大学,人獣共通感染症リサーチセンター
  • 高田 礼人
    北海道大学,人獣共通感染症リサーチセンター
  • 原口 誠
    北海道大学,大学院情報科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • An Analysis of Correlated Mutations in the Hemagglutinin of Influenza Viruses

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抄録

インフルエンザウイルスにおける抗原変異の規則性を発見するために,アミノ酸残基の共変異を解析する.共変異とは,タンパク質を構成するアミノ酸残基のうち,複数の位置のアミノ酸が共に置換する現象である.従来からアミノ酸残基の共変異を解析する手法がいくつか提案されていたが,それらの手法では進化の過程における分岐や時間的関係が考慮されていなかった.そこで,これらの問題を解決するために,進化系統解析によって得られる系統樹を利用する手法を提案する.過去40年間のH3N2亜型インフルエンザウイルスのHAタンパク質を対象とし,共変異の検出を行い,その結果を示す.また,共変異は時代と共に変化するため,共変異の変化を検出するための手法を提案する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573387452057435904
  • NII論文ID
    110006164333
  • NII書誌ID
    AA12055912
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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