文脈情報と応答内容を用いた単語生起確率の動的生成手法に関する検討

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タイトル別名
  • A method of dynamically generating word occurrence probabilities according to the contextual information and the system response

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抄録

近年、音声認識技術や言語処理技術、コンピュータ性能の向上により、音声操作可能な高度情報システムの車内利用が現実のものとなっている。しかしながら、カーナビゲーションシステムに代表される車内音声対話システムの多くは、ユーザの発話形式が自然発話であることや、走行ノイズなどの様々な雑音環境下での利用により、認識誤りは避けて通れない問題となっている。そこで、本稿では対話状況に応じた文脈情報と応答内容を用いて次発話において発話される可能性の高い単語を予測し、それらの単語の単語生起確率を上昇させ、認識結果のN-best中に正解単語を出現させやすくすることで認識精度の向上を目指す。評価実験の結果、手法を用いない場合に比べて提案手法を用いた場合に単語正解率が83.5%から85.1%に上昇し、提案手法の有効性が示せた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227369383424
  • NII論文ID
    110006223688
  • NII書誌ID
    AN10116111
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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