デングウィルス感染阻害物質の検索
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抄録
デングウィルスはフラビウィルス科に属する1本鎖RNA(+)ウィルスであり,主としてネッタイシマカにより媒介される熱帯性の蚊媒介性ウィルス感染症であり,アジア,アフリカ,中南米の熱帯地域において年間2000万人をこえる感染者が発生していると見積もられている。デングウィルスには4つの型のウィルスが存在し,デングウィルスに感染した場合には古典的な病態であるデング熱が発症するが,二回以上の感染により重症のデング出血熱の病態を呈する場合があり熱帯地域の保健上重要な感染症である。現在でもデングウィルス感染を予防するワクチンや薬剤は実用化されておらず本研究ではデングウィルス受容体を模した化合物について,固体レベルでデングウィルス感染を阻止するか否かを検証することを目的とした。
収録刊行物
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- 長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集
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長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集 18 9-10, 2006
長崎大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105977139819648
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- NII論文ID
- 110006286106
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- NII書誌ID
- AN10391375
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles