フオッサマグナおよびその周辺の草原草地の立地 : 2. 霧ヶ峰と上信越火山群など

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タイトル別名
  • Distribution of Subclimax Grassland in Fossa Magna. : 2. The tableland of Kirigamine and the volcanos of north Fossa Magna
  • フオッサマグナ オヨビ ソノ シュウヘン ノ ソウゲン ソウチ ノ リッチ 2

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抄録

霧ヶ峰,美ヶ原,上信越火山それに八ヶ岳を目前に据えたこの地区は,本州中央山岳域の草原草地研究の中心的位置を占める。この地区の特徴はいわゆる火山灰地よりも溶岩台地の多いことである。日本の大半の草地は戦後開拓の火山灰地にあって,地目を畑として牧草や飼料作物の集約栽培で個人経営による酪農に進んだ。しかしここでは火山灰地が野菜畑に使われることが多い。これに対し霧ヶ峰などの溶岩台地は畑として個人所有地化されず自然草原や公共草地になっている。溶岩台地も表層に薄く火山灰をのせるため,日本の草地研究では立地に大差のあるこの両者を分けて扱うことかなかった。

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