書誌事項
- タイトル別名
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- Expectation of Cost and Benefit, and Consulting With Peers-Junior High School Students
- リエキ ト コスト ノ ヨキ ガ チュウガクセイ ニ オケル ユウジン エノ ソウダン コウドウ ニ アタエル エイキョウ ノ ケントウ
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抄録
本研究では, 中学生における友人に対する相談行動と, 問題の程度, 学校生活満足度に加え, 従来検討されてこなかった相談行動の利益・コストとの関連を検討した。研究1において, 相談行動の利益・コスト尺度を作成し, 信頼性・妥当性を検討した。その結果, 相談行動の利益・コスト尺度にはある程度の信頼性・妥当性を持つことが確認された。研究2において, 中学生1139名を対象として質問紙を実施し, 共分散構造分析を用いて, 相談行動の利益・コスト, 問題の程度, 学校生活満足度が相談行動に与える影響について検討した。主な結果は以下の通りである。(a) 相談行動の高さには, 相談実行の利益, 問題の程度の高さが影響していた。(b) 相談実行のコストは相談行動と関連していなかった。さらに,(c) 心理・社会的問題の相談行動の高さには, 相談回避のコストの高さが影響していた。(d) 心理・社会的問題の相談行動の低さには, 相談回避の利益の高さが影響していた。
収録刊行物
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- The Japanese Journal of Educational Psychology
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The Japanese Journal of Educational Psychology 55 (2), 197-207, 2007
The Japanese Association of Educational Psychology
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680436274688
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- NII論文ID
- 110006343692
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- NII書誌ID
- AN00345837
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- HANDLE
- 2241/100123
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- NDL書誌ID
- 8801519
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- ISSN
- 00215015
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可