概念変化のプロセスを把握する理科授業の分析手法

• 高垣 マユミ

  鎌倉女子大学

• 降旗 節夫

  鎌倉女子大学

• 櫻井 修

  鎌倉女子大学高等部

書誌事項

タイトル別名

• Method of Analysis Understanding the Process of Conceptual Changes in a Science Class

抄録

本研究は,小学校4年理科「水の状態変化」の単元を題材として,学習者の既有概念が科学的概念へと変化していく概念変化のプロセスを,マクロ・マイクロな観点からの統合的な授業分析手法を用いて明らかにすることを目的とした。具体的な手続きとして,まず単元全体におけるクラス全体の学習者の概念変化の推移を測る数量的分析を行い,概念変化過程の全体的特徴を読み解く視点を探り出した。次に,概念変化過程の個々の場面の発話や行為に焦点を当て,教師と学習者及び学習者どうしの相互作用状況を微視発生的に分析・解釈した。このような統合的な授業分析手法により,既有概念から科学的概念への概念変化のプロセスを詳細に把握することができた。

収録刊行物

• 日本科学教育学会研究会研究報告

  日本科学教育学会研究会研究報告 21 (5), 1-4, 2007

  一般社団法人 日本科学教育学会

キーワード

• 統合的な授業分析手法
• 量的・質的分析
• 概念変化のプロセス

詳細情報

• CRID: 1390282681087261440
• NII論文ID: 110006344144
• NII書誌ID: AA11161696
• DOI: 10.14935/jsser.21.5_1
• ISSN: 18824684
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可