畜水産食品中のPCBs,クロルデン類および有機塩素系農薬の一斉分析におけるゲル浸透クロマトグラフィーおよびシリカゲルカラムクロマトグラフィーの応用

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  • Effects of Weakly Electrolyzed Water on Properties of Green Tea Infusion
  • チクスイサン ショクヒンチュウ ノ PCBs クロルデンルイ オヨビ ユウキ エンソケイ ノウヤク ノ イッセイ ブンセキ ニ オケル ゲル シントウ クロマトグラフィー オヨビ シリカゲル カラム クロマトグラフィー ノ オウヨウ

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抄録

畜水産食品中のPCBs、クロルデン類および有機塩素系農薬の一斉分析法を検討した。魚および食肉からは、石油エーテル-アセトン(2:1)で、牛乳および卵からはアセトニトリルで抽出した後、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により、対象成分の溶出画分を分取して、脱脂精製を行った。次に4%含水シリカゲルクロマトグラフィーにより、石油エーテル画分、次いで石油エーテル-酢酸エチル(19:1)画分に分画する追加精製を行い、デュアルカラムGC-ECDにより測定した。魚、牛肉、牛乳、卵からの添加回収率は、61%〜118%、検出限界は0.5〜5ng/gと良好であった。魚、食肉および牛乳の実試料の分析を行ったところ、対象とした化合物を妨害なく高感度に分析することができた。本法は平成18年5月に導入された食品衛生法による残留農薬等規制のポジティブリスト制度にも対応可能な有効な分析法であることが示唆された。

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