書誌事項
- タイトル別名
-
- Anterior Approach as a Gold Standard Treatment for Cervical Spondylosis(<SPECIAL ISSUES>Cervical Spine)
この論文をさがす
抄録
頸部脊椎症は,加齢による脊椎,椎間板の退行変性に基づく疾患であり,椎間板の変性から始まり,亜脱臼,骨棘形成,後縦靭帯・黄色靭帯の肥厚により,脊髄および神経根が動的,静的に圧迫され生ずる疾患であるが,近年,高齢者の増加とともに頸部脊椎症の患者を治療する機会が増えている.また患者の訴える内容も,以前であれば歩行障害まで進行してから受診したのに対し,最近では上肢のしびれ,痛みでも,その原因の解明と治療を求めて来院するようになってきている.頸部脊椎症の外科治療においては,前方到達法と後方除圧の2つの選択肢があるが,前者は脊髄・神経根への圧迫を確実に除くことが可能であり,頸椎のalignmentを改善でき,侵襲が少なく,治療効果の切れ味という点で優れている.頸部脊椎症に対する前方アプローチによる手術手技は,Cloward法,Smith-Robinson法から始まって,現在までにさまざまな手技が行われてきたが,われわれが現在最もよく施行しているチタン製ケージを使用したSmith-Robinson法について,その手技およびpitfallについて述べる.
収録刊行物
-
- Japanese Journal of Neurosurgery
-
Japanese Journal of Neurosurgery 16 (8), 604-610, 2007
日本脳神経外科コングレス
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679386605824
-
- NII論文ID
- 110006366899
-
- NII書誌ID
- AN10380506
-
- ISSN
- 21873100
- 0917950X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可