摂食調節と睡眠(シンポジウム : 心身機能と睡眠障害,2006年,第47回日本心身医学会総会(東京))

書誌事項

タイトル別名
  • Feeding Regulatoin and Sleep(Syumposium : Psychosomatic Function and Sleep Disorders)
  • 摂食調節と睡眠
  • セッショク チョウセツ ト スイミン

この論文をさがす

抄録

中高年の肥満は睡眠障害の危険因子であり,小児の遅寝と睡眠減少は肥満の危険因子となる.日内リズムを制御している視交叉上核を破壊すると日内リズムの消失と肥満や種々の代謝異常が生じ,時計遺伝子の出演遺伝子の変異も日内リズムの異常と肥満・代謝異常を引き起こす.本研究では摂食や睡眠を司る身体システムが心機能に及ぼす影響に注目し,摂食と睡眠覚醒に関わる視床下部ペプチド・オレキシンやその他の摂食調節物質の高次脳機能に及ぼす影響を調べ,さらにコミュニケーション障害のほかに多彩な精神症状や自律機能障害を示す自閉症の睡眠リズムを解析することにより,心身相関の基本モデルを考察し,摂食-睡眠調節系と高次脳機能の機能連関を考察する.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 47 (9), 765-770, 2007

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ