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書誌事項
- タイトル別名
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- INFECTIOUS DISEASES IN KIDNEY TRANSPLANT RECIPIENTS TREATED WITH CICLOSPORIN
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抄録
新しい免疫抑制剤 ciclosporin (CYA) を主に使用した400例の腎移植患者に発生した感染症に検討を加えたので報告する. 移植後106例に129回の感染症がみられた. そのうちわけの主なものは尿路感染28.7%, 帯状疱疹24.0%, 肺感染症23.2%, 敗血症7.0%, 口唇疱疹7.0%であり, 感染症死は5例であった. これらの感染症のうち76%が移植後4ヵ月目までに集中していた. 感染症の病原体はウイルス47.3%, 細41.9%, Pneumocystis carinii (Pc) 3.9%, 真菌3.0%, および不明3.9%であり, azathioprine 群に比べてウイルス感染の占める割合が多くなった.<br>生体腎の感染症では第一位が尿路感染症であり, 以下肺感染症, 帯状痕疹の順に発生率が高いが, 死体腎では肺感染症, 帯状疱疹の順であり, 死体腎において尿路感染症が少ない原因は移植後, 急性尿細管壊死による急性腎不全のためカテーテルの留置期間が短いためであった. 移植後最も重篤な感染症はPcと Cytomegalovirus による肺炎であり, これらの原因により5例が死亡した. これらの肺炎の早期診断には肺CTが有効であり, 治療薬剤として trimethoprim sulfsmethoxazole, pentamidine および human interferon-βが有効であった.<br>CYA使用症例では感染症の発生頻度が低下し, その程度も軽くなったが, 感染症はいまだ移植後の合併症の第一位を占めている.
収録刊行物
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- 日本泌尿器科学会雑誌
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日本泌尿器科学会雑誌 80 (2), 175-184, 1989
一般社団法人 日本泌尿器科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680032708480
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- NII論文ID
- 110006384817
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- NII書誌ID
- AN00196577
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- ISSN
- 18847110
- 00215287
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- PubMed
- 2664294
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可