バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)放牧草地におけるエネルギーと物質の流れにおよぼす家畜の排糞の影響 : II.植物体ならびにリター乾物重の変化

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Cattle Dung Deposition on Energy and Matter Flows in Bahiagrass (Paspalum notatum Flugge) Pasture : II. Changes in plant and litter dry matter weights
  • バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)放牧草地におけるエネルギーと物質の流れにおよぼす家畜の排糞の影響-2-植物体ならびにリター乾物重の変化〔英文〕
  • バヒアグラス Paspalum notatum Flugge ホウボク ソウチ

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抄録

バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)放牧草地において,ホルスタイン育成牛を輪換放牧し,家畜の排糞が草地の植物体ならびにリクー乾物重におよぼす影響について調査した。草地には3つの処理が施された;ND処理(糞を置かない処理),JD処理(6月に糞を人為的に置いた処理),AD処理(8月に糞を人為的に置いた処理)。1. JD処理では,植物体ならびにリター乾物重ともND処理と同様な値をとった。AD処理では,植物体乾物重はND処理に比べ高い値をとったが,リター乾物重はND処理と同様な値をとった。2. JDおよびAD処理では,糞を置いたのち,ND処理に比べ,剪葉の程度(採食利用率,被食率)が低下した。この剪葉の程度の低下は,JD処理に比べAD処理において大きく長くみられたが,このことには,糞の消失がJD処理に比べAD処理で遅いことが関係しているものと考えられた。3. 以上の結果より,JD・AD処理間で,植物体乾物重におよぼす家畜の排糞の影響が異る理由の1つとして,糞を置いたのちにみられる剪葉の程度の低下に違いがあることが指摘された。

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被引用文献 (2)*注記

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